【日本とぜんぜん違う】バイク大国「台湾」のバイク文化を感じた!

台湾ライダー情報

台湾のバイク文化

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オートバイの保有台数(2011年または2012年)は全世界で約2億から4億台と推定されており、中国に約1億台(1台あたり13人、以下同)、インドネシアに約7598万台(3人/台)、インド5192万台(20人/台)、タイ1924万台(4人/台)、台湾1514万台(1.5人/台)、日本1199万台(11人/台)、マレーシア1059万台(3人/台)、イタリア858万台(7人/台)となっている。台湾、インドネシア、マレーシア、タイは普及率が非常に高く道路はオートバイで溢れている。

オートバイ-wikipedia

台湾は人口あたりのバイク台数が世界一です。
というデータを見せられても、いまいちピンとこないので実際に見に行ってきました。

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台湾ライダーの様子

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日本は人口あたりのバイクの台数はあまり多くありません。
しかし、台湾のバイクの多さはぶったまげます。
写真は信号待ちのバイクと二段階左折※のバイク。
幹線道路にはバイク専用レーンもあり、バイクが交通の肝になっていることがわかる。
※台湾の道路は日本と逆の右側通行。
バイク交差点を曲がるときは二段階左折でかならず曲がる。

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タンデムのカップル。リアシートの彼女はスマホをいじっている。
リアシートの人は走行中もスマホをいじっている。
台湾人は肝の座ってるな。

訪れた日、台湾ではポケモンGOによる交通違反が問題になっていた。
事実、運転中や信号待ちでスマホをいじる運転手をよく見かけた。

台湾」の動画 - Google フォト20160809070845.gif

交差点ではスピードを落とすこと無く、右折(日本での左折)していく。
しかも結構なインを攻めていく。
歩行者は気をつけないと轢かれてしまうので要注意だ。

なぜ台湾はバイクが多いのか考察してみた

ではなぜ台湾はバイクが多いのか?
まず第一に台湾での免許取得費用。
自動車免許は日本円にして3〜4万円程度必要だが
普通バイク免許(250cc以下のバイク免許)は1/10である3000〜4000円程度で良い。
安っ。

その次に台湾ではレンタルバイクがとても一般的。
街に2,3店舗はレンタルバイク店がある。
125ccバイクで24時間1000円程度ととても安価だ。

さらに台湾のあちらこちらにはバイク駐輪場がある。
見つけれないことが不可能なくらい駐輪場がある。
むしろ、自動車の駐車場を見つけるほうが難しい。

感じるに日本の自動車とバイクの価値観がそっくりそのまま入れ替わったような感じだ。

台湾ライダーのバイクと装備

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バイクはほとんどがスクーター。
メーカーはKYMCO、SYM、YAMAHAが目立った。
次いでハートフォード、SUZUKIも多く見かけた。

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SUZUKIの「雄獅」という隼より名前では強そうな150ccネイキッドバイクもあった。

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車種で言えば、YAMAHAの「BW’S」が若者に人気がある。
これはよく見かけたぞ。

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バイクは庶民の足。
日本人のようにキチッとライダースジャケットを着込んでいる人は
台湾にいる時、一人しか見かけなかった。
南国でライダースジャケットは暑苦しいしね。

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ちなみにガソリンはオクタン価で注文する。
98が日本でいうところのハイオク、95は欧州車向けレギュラー。
92はレギュラーだ。

台湾ライダーのヘルメット

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バイクのヘルメットは量販店で半ヘルなら100元(300円)程度。
しょぼいジェットヘルメットならば300元(1000円)程度で購入できる。
台湾ライダーのヘルメットはノーブランドを被っている方が圧倒的に多かった。
ブランドヘルメットならばZEUS、HTTといった日本では馴染みの無いヘルメットを被っている方が多かった。
日本のAraiやSHOEI,OGKといったヘルメットを被っている人はほとんどいない。

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ヘルメットカーストとしては
Arai、SHOEI(←売っているのを中々お目にかかれない)>(越えられない壁)>OGK>KYT>HTT=ZEUS>Asia(Araiのパクリ)>Andes(Araiのパクリ)>サンリオキャラクターヘルメット
のような感じ。
日本のヘルメットより複雑だ。

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日本で言うところのNaps、にりんかん的なバイク用品店も一応あった。
取り扱う商品は量販店にあるようなバイク用品よりもワンランク上といった感じである。
Arai、SHOEIのヘルメットはそれよりもさらに上格な扱いで陳列されていた。

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「安全帽」というヘルメット店を小さな街でも見かけ、夜市でもヘルメットのお店が出ているところもある。
(台北市内の夜市ではあまり見かけなかったが…。)
そのくらい、ヘルメットは需要の高いものだ。

余談だが、レンタルバイク店でヘルメットも無料でレンタルできる。
駄ヘルメットだらけの中、まともそうなヘルメットを取ったが
どうにも頭が痛くて、安全帽屋で1800円くらいでまぁまぁ被り心地は良いヘルメットを購入した。

…という話をしたら、宿の台湾人の方に
「これだから日本人は金で解決するから困る。」と言われた。
台湾人の一般的なライダーからすれば、ヘルメットは違法にならないために頭にのけって置くもの程度のらしい。
いやぁ、カルチャーショックだ。

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ジャケット前後ろ逆が台湾っ子流

台湾のライダーは肌寒い時、ジャケットを着るのですが…。
多くのライダーがジャケットを前後ろ逆に着ます。
つまりは”背中側を前に”ということです。
高い防風性を得るためにとても良い策なのですが、日本では全く見ない着方ですよね。

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SHOEIとかのロゴ、手書きかよ~(笑)

Gogoroは先進的なバッテリーレンタル式電動スクーター

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台湾市街地で「Gogoro」というバイク店舗のようなものがある。

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2015年に誕生したバッテリーレンタル式電動スクーターだ。
店舗もバイクもかなり先進的でスマートなデザインだ。

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インジケーターもハンドル部全面を液晶としている。
電動スクーターであるが、バイク購入者はバッテリー2つをレンタルする権利を得て乗ることになる。

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“バッテリー2つをレンタルする権利を得て”という回りくどい言い回しをしたが
Gogoro最大の特徴は
バッテリーが切れたら充電ステーションにある充電済のバッテリーと電池切れバッテリーを交換して即座に走り出すことができる。
バイクにバッテリーは2つ積載できるので1つバッテリーが切れたら、もう一方のバッテリーでGogoro店舗まで走り
電池切れのものを充電済みのものと差し替える流れだ。

日本でも電気自動車が市場に出る前に、このような充電方式を考えたメーカーもあった。
自動車でやると設備代が膨大となり現実的な話ではないのですぐ立ち消えたが
電動スクーターかつ世界一のバイク大国だから可能となった幻の充電方法だ。

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市街地を出てしまうとGogoro店舗が無いので、現時点ではシティーコミューター前提のスクーターだが
これからを期待したい。

バッテリー差し替え式EVバイク、他社も参入!

1年ぶりくらいに台湾行ってみると、他社もバッテリー差し替え式EVバイクに参入していました。
Gogoroほど洗練されたデザインではないですが…。

「ワイパー付スクリーン」が大人気

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なぜか台湾のスクリーンにはワイパ-がついているものが多い。
俺のスクーターにもつけようといろんな店を見てみたが、見当たらなかった。
バイク屋さんじゃないと売ってないのかなぁ~?

バレンティーノ・ロッシグッズプレゼント

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台湾のコンビニでは指定された商品を購入するとポイントが手に入る。
そのポイントを利用するとオリジナルグッズを入手できる。
ポケモンだったり、サンリオキャラクターだったり、くまモンだったりするが…
なんとバレンティーノ・ロッシ(世界屈指の実力を誇るバイクレーサーだよ)グッズまでプレゼントしている!!
バレンティーノ・ロッシがポケモンやサンリオ、くまモンと並んでいるなんて…。

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